この記事ではドリブラーはドリブルがうまいのは当然ですが、味方へのパスの要求の仕方もうまい特徴があります。
ドリブルだけうまくあればいいのではなく、ボールをもらう前からドリブルは始まっていると思った方がいいです。
どのような要求の仕方が持ち味であるドリブルをより良く活かすことができるのかについて紹介していきます。
右足、左足どちらでボールが欲しいのか
ポジションによったり動き出しによってボールの欲しい箇所が違いますし、ドリブルがしやすい形やコースというのが人それぞれによって違いがありますので、自分のドリブルのしやすい位置にパスが欲しいことを味方にわかりやすく要求することが大切です。
初めてのタッチを右足でほしいのが左足にきてしまうことでドリブルの入りが遅くなったり、そのちょっとしたプレーの遅れがドリブルの失敗につながるのでどちらの足でファーストタッチをしたいのか事前に味方と話し合っておきましょう。
どのスペースでパスを貰いたいのか
ドリブルがしやすい自分の体勢や場所があると思いますが、どこのスペースでボールを受けドリブルで仕掛けたいのか、相手を抜くことができる自信のある位置はどこなのかを味方にうまく要求することが大事です。
守備の背後でパスが欲しいのか、それとも足元でボールが欲しいのかを自分のドリブルの仕掛けやすい形ががそれぞれあると思いますので、味方にジェスチャーや体の動きで示したりして事前にこのスペースでボールが欲しいということを把握しておいてもらうことでドリブルでの成功率がグッと上がります。
どんなパスが欲しいのか
どんな種類のパスが欲しいのか、それがグラウンダーのパスなのか、浮き球がいいのか、強いパス、弱いパスのどんなパスがいいのかをその局面によって要求の仕方を変えていくことが大事です。
それによってファーストタッチのしやすさが格段と上がりますし、ファーストタッチがうまくこといくことで1対1でのドリブルの可能性が上がります。
味方に伝えるタイミング、的確でわかりやすい伝え方が重要で言語化の力も必要になるのでコミュニケーション能力がとても大切になってきます。
いかに早く的確にわかりやすく、要求することができるのかで自分のドリブルのしやすさ・勝率が変わってくるので味方とのコミュニケーションを徹底して行うようにしましょう。
自主練から味方と試合を意識した練習をする
日頃の練習から味方といろいろな種類のパスをもらう練習をしておくことで、トラップの技術が上がり、試合でのミスが減るので、どんなパスがきても怖くなくなります。
色々な種類のパスを出してもらうトラップ練習やトラップしてから1対1でドリブルで仕掛ける練習など試合を意識した練習を行うことが重要です。
味方にこんなパスが欲しいと伝えていても、思っていたのと違うパスがきてしまったときに、挽回できるようなトラップの技術を身につけておくことでドリブルの仕掛けられる機会が増えたり、そのファーストプレイからチャンスをたくさん作ることができるようになります。
どれだけ的確な要求をしていてもイメージ通りのパスがくるとは限りませんし、パスの出し手に激しいプレスがかかりながらで雑なパスも中にはくることがありますが、そんなパスがきてしまっても、味方を責めずに自分で打開できるだけの技術を高めておくことで、どんなパス、苦手な局面であってもボールを取られない上手な選手になれるでしょう。
まとめ
試合での各局面でのドリブルの成功率を上げるにはボールをもらう前のコミュニケーションがとても大切だということが分かったかと思います。
ドリブルには技術があることはもちろん大事ですが、技術をさらに活かすために、味方からのパスの要求の仕方を少し工夫することで、自分のドリブルがしやすい形作りが簡単にできるので、相手との1対1での勝率を高めることができます。
この記事を読んだサッカー少年は今よりももっとドリブルでの勝率を上げるために、味方へのパス要求を工夫しうまく伝えられるように頑張りましょう!
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