この記事では元々備わっている身体能力によってドリブルのしやすさ、抜きやすさ、ドリブルの種類が変わってきます。
足が速い人が目指すべきドリブル、背が高い、低いによって使い分けることで相手をより抜き去ることが簡単になります。
それぞれの長所を活かした目指すべきドリブルについて紹介していきます。
足が速い人
足が速い人が目指すべきドリブルはスピードドリブルです。
そのままかもしれませんが、元々足が速い長所があるのに、活かさないのはもったいないです。
相手との間合いを計り、多少足元からボールが離れてしまっても足の速さですぐ修正できますし、そのまま裏街道や縦突破で相手を置き去りにすることが可能です。
世界の選手で例えるとエムバぺになりますが、かなりの爆速で長所を活かしたドリブルができています。
非常に高レベルな技術をもった選手ですが、自分の長所を理解してドリブルの種類にこだわりをもつことでそれが最強の武器になります。
スピードだけでも相手を抜けるのは誰にでもできませんし、選ばれし足の速さをもった人にしかできないドリブルなので活かさないわけにはいきません。
足が遅い人
足が遅い人が目指すべきドリブルは緩急をつけたドリブルです。
いくら足が遅くても一瞬の5mの速さをもっていることが相手を抜き去るのに充分な能力です。
身体能力が低い人でも日頃から瞬発力をつけるトレーニングを重点的に行うことで誰にでも身につけることができます。
スピードを落としながら、相手の出方をみて、体をいれてきそうなタイミングで一気に加速させることで一瞬で抜けます。
世界の選手で例えるとアザールやグリーズマンです。
足はそこまで速くないですが、ボールを全然取られないし、ドリブルをしていてもスピードが速く感じることがありますが、これは一瞬の緩急をつけたスピードによるテクニックがあるからです。
緩急をつけるのが上手ければ世界でも充分に通用し戦えます。
サッカーでは一瞬のスピードさえ備わっていればどんな相手でもドリブルで抜くことができます。
もちろん抜いた後の体の入れ方や角度、リズム感なども大事ですが、大体瞬発力があれば何とかクリアできます。
足が遅いからと諦めてしまっている人は今すぐに瞬発力を鍛えるトレーニングをしましょう。
アジリティトレーニングや、スプリント、筋肉トレーニングを行うことで瞬発力はつきますので、技術練習と一緒にこれらのメニューも取り組むようにしてください。
そうすることでこれまでドリブルに自信がなかった人でも、びっくりするように相手を抜くことができるようになります。
背が高い人
背が高い人は、足が長い為、一歩が大きくドリブルタッチも大きくなりやすいです。
ドリブルタッチが大きくなってしまうのは取られる可能性が高まるので、細かいタッチができるよう練習しましょう。
その他にも足の着地が背が低い人に比べ遅れがあるので、リズム感をとるのを苦労するかもしれません。
ドリブルで大事なのはリズムと角度と一瞬のスピードなので背が高い人はリズムをもったドリブル練習も必要です。
ただ背が高いメリットとしては体を使ったドりブルが効果的なので、大きい体を活かすことで相手に簡単にボールを奪われないキープが可能です。
バイタルエリア内でボールをもらい、体を使いながらキープをし一瞬で交わしてシュートを放つプレーが可能です。
あと、足が長いと筋肉量も多いためキック力がかなりあるのでバイタルエリアでシュートを打たれると非常に怖い選手として警戒されます。
背が低い人
背が低いと細かいステップがしやすく、ボールタッチも細かくしやすいため、相手が足をだしにくいです。
ドリブルにおいて背が低いのはメリットになります。
地に足がつくのも速いので相手がどんなに大きくても足を出してしまうとファールになってしまうので怖がります。
世界の選手のメッシが代表的ですが、背が低い上にボールが足に吸い付いているドリブルをするので相手が中々足をだせずに気づいた時には抜かれているような場面を多く目にします。
技術が高いことはもちろん大事なのですが、背が低いからこそできるドリブルなのです。
背が低いのにドリブルのタッチが大きければすぐ取られて潰されてしまいます。
ボールタッチを細かくする練習をすることで、より背が低い方の方がドリブルでは有利になります。
バイタルエリアで細かいタッチをされると相手は非常に嫌がります。
相手を困らせられるドリブラーになるためにもタッチを細かくしリズムと相手がプレスをかけにくる角度にも意識し、最強のドリブラーを目指しましょう。
まとめ
ドリブラーになるにあたって、身体能力や体の大きさは関係ないことがわかったかと思います。
それぞれの特徴を活かしドリブルの仕方を変えてあげることで、その人にしかできない独特のドリブルが可能になります。
そのためにまずは自分の特徴を理解することから始めましょう。
長所は何なのか、その理解を深めることでさらに磨きのかかったドリブラーになれます。
どんな条件であっても諦めずに練習しレベルアップしていきましょう。
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